（藤島弘康さんからのリレー）

　　世相を映す山陽道

　　　　　　　　　　　　　　　（IMH）−OB会　安田　弘

過去十数年間、毎月のように山陽道を利用して、大阪と実家のある下関間を往復

していると、その時その時の好・不況の影響を肌で感じることが出来ます。

先の民主党政権時代は、「物から人へ」というキャッチフレーズの下に、公共工事が

極端に抑えられたため、トラックなどの大型車は殆ど走っておらず、山陽道はガラ

ガラに空いており、こんな状態で日本の将来は大丈夫なのかと心配しながらも、

ゆったりとドライブ出来ました。

民主党政権時代で唯一つ嬉しかったのは、土曜を含めて休日の高速料金が１０００円

ぽっきりだったことです。当時宝塚IC〜小月IC（下関市）間の高速料金が片道で

１０３００円でしたので、１０分の１になったわけですから大歓迎でした。

　ところが安倍政権の現在はすっかり様変わりして、平日の山陽道はトレーラーや

大型トラックばかりが目に付き、これも安倍ノミクス効果でしょうか。

またトイレ休憩のためSAやPAに立ち寄っても、蛇口からお湯がでるところが増え、

寒いこの時期嬉しくなります。

これまではソフトドリンクの自販機があるだけだったような小さなPAも明るく改装

されて、中にはコンビニまで出来ているところもあり、日本全体がどんどん活気づい

ていることが伝わって来ます。

　現在、休日の高速料金は３割引きですが、乗用車の方が多くなり大変混雑します。

所謂日曜ドライバーの車や頻繁に追い越しを繰り返すせっかちドライバーの車が、

混在して走っていますので、長距離トラックの多い平日とはまた違った緊張感を

持って運転しています。

　最近は高齢者ドライバーの事故が問題になっていますが、個人的にはもう暫らく運

転を続けたいので、健康維持と安全運転にはこれまで以上に留意しています。

つぎは大橋三郎さんにお願いします。